退職金が確定拠出年金の企業は退職金がないようなもの
副業とは関係ないがお金の話。
確定拠出年金について痛い目を見たのでそのお話。
先日というか数ヶ月前に転職により会社を移った。
以前の会社では退職金の代わりとして確定拠出年金を掛けていた。
転職後の会社では確定拠出年金制度がない。
こんな状態のときに確定拠出年金のお金はどうなるか。
60歳までこのまま眠り続けるらしい。
退職金として確定拠出年金を掛けていたのに退職時に支給されないということだ。
これはこれで結構ひどい話だ。
実際に確定拠出年金を掛けている会社に問い合わせをしたが現金化することは絶対にできないらしい。
特定の条件下で可能ではあるがまず該当しないだろう。
条件については一応リンクを貼っておく。
確定拠出年金 : 脱退一時金として受け取れるのはどのような場合ですか? | 三菱東京UFJ銀行
60歳まで出せないのなら、諦めて確定拠出年金として運用していき温めておけばいいという考え方もある。
しかし、これすらもどうやらできないようだ。
確定拠出年金を個人で運用していく場合は月額手数料として300円かかるらしい。
つまり、年間3600円。
たかだか3600円と考える方も多いかもしれないが、これを60歳のときまでかかるとすると例えば30年間の場合は10万円を超える。
確定拠出年金の利息で補えるという考え方もあるが、金利が低い今、それを補うだけでも厳しい。
特に、早期に退職を行った場合は元本も少ないため余計に厳しい。
ちなみに私は確定拠出年金の金額がだいたい50万円で現在はまだ20代である。
このため、運用しても元本を増やすこともできず、手数料だけ30年以上払い続けなければならない。
『確定拠出年金は罠』というキーワードはインターネット上に結構転がっている。
はっきりいって、退職金ありでそれが確定拠出年金制度の会社は退職金がないと言っても過言はないとおもう。
実際なところは給料から結構な金額が引かれているうえに、そのお金がそのまま貰える保証もない。
一生安全に働けるような大手企業ならともかく、ベンチャーや中小企業ならなおのこと危険である。
確定拠出年金は個人の退職金の運用を任せるという名目だが実際は企業が退職金をしっかり負担できないだけ。
退職金がある会社でこれを利用してる企業に就職する場合は一生そこで働く覚悟がない限りはやめたほうがいい。